工程別管理項目
インピーダンス管理手順
顧客
営業
- 製品、受注
- データ受付
スペック
- スペック検討
- シミュレーション実施
- CAM実施
工程
- PCB製作実施
品質
- インピーダンス測定・分析
技術部
- 問題把握/解決
各工程別の管理項目
1. スペック検討
- データを受付・検討し、インピーダンスシミュレーションを行った後、作業に最適な条件の下で実施する。
- インピーダンス回路の幅を指定し、CAM作業の際に補正をして記録できるようにする。
- 原料・資材およびスタックアップを検討し、インピーダンスに最適な条件の下で投入する。
- 作業指図書にインピーダンス製品を明確に明記し、作業中に記録できるように日誌を添付する。
2. メッキの厚さ
- 作業指図書の規格に基づき、メッキの厚さを測定して管理する。
3. D/F , E/T
- フィルムインピーダンスポイントを測定して記録する。
- E/Tの後に回路幅を測定し、フィルム上に回路幅を分析し、E/Tになるところを記録紙に記録する。(E/Tの際にパターンに与える影響)
- インピーダンス測定装置を使い、インピーダンス測定値をチェックし、異常がある場合はCAM/品質チームに通知し、回路幅を再調整した後、作業を再開する。
4. インピーダンス測定および管理
- 測定装置を使って、各範囲別にクーポンを測定する。
- ロット別にクーポンおよび実際の製品の内部にX-Sectionを実施し、回路幅や銅の厚さ、絶縁層の厚さなどのデータをスペックとしてフィードバックする。
- 測定時のNG Lotは不良として見なし、工程異常ロットの処理基準に基づいて処理する。
- インピーダンスクーポンの保存期間は、1年とする。
5. スペック/技術
- 製品の製作完了後に製品や測定値などは品評会などで検討し、問題点を把握して解決方法などをフィードバックして管理する。
- 分析室での測定データ/工程データをDB化し、インピーダンスシミュレーション値と実際測定値が最適な状態を維持できるようにする。
- 電算/ERPに登録し、すべてのモデルが管理できるようにする。
該当指針の主要管理項目
No | 管理項目 | 管理基準 | 測定方法 | 期間 | 担当者 | 管理方法 | 対応措置 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | Impedance | ERP | インピーダンス測定値 | LOT | 分析室 | 測定器 |